新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛や他者との接触制限など、わたしたちはこれまでに経験したことのない事態に直面しています。
埼玉県の文化芸術活動も、美術館をはじめ多くの文化施設が休館し、人が集う催しが中止されるなど、大きな影響を受けました。
しかし、家にいること、人と距離をとることが求められるいまだからこそ、何かをつくってみたい、誰かがつくった作品を見てみたいと思われた方もいるのではないでしょうか。
コロナ禍において、この展覧会が多くの方々の「いま、つくる、よろこび」を発信し、その熱気を共有する場となれば幸いです。
「Web美術展 in Saitama」では、令和3年7月12日から8月6日まで作品を募集し、ご応募いただいた作品を令和3年9月1日から10月29日まで本サイトで公開しました。
幅広い年代の方から、803点の作品をご出品いただきました。
多くの作品のご応募、誠にありがとうございました。
2021.10.29
出品作品の公開は終了しました
2021.09.01
出品作品を公開しました
2021.08.06
出品の申し込み受付は終了しました
2021.07.12
応募フォームを公開しました
2021.07.09
ホームページを公開しました
埼玉県 / 埼玉県教育委員会 / 埼玉県芸術文化祭実行委員会 / 埼玉県美術展覧会運営委員会
朝日新聞さいたま総局 / / 共同通信社さいたま支局 /
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埼玉県立近代美術館長 建畠 晢
新型コロナウイルス禍で休日の外出もままならない事態が続いていますが、こんな日々だからこそ、アートに触れることで心の潤いを取り戻したいと思っている方も少なくないでしょうし、日曜画家の中には家籠りでかえって絵筆をとる余裕が出てきたという方もいることでしょう。コロナ禍でも誰もが容易に参加できるようにオンラインで公募し、無審査でWebにより公開するというこの展覧会に、期待通りさまざまなジャンルの力作が多数集まりました。興味深いのは応募者の年齢が幅広く、とりわけ若い世代と高齢者層に制作に対する関心の高さがうかがえることです。またモチーフとしては身近な光景や家族の肖像画などが目立ち、アートに日常生活の中での平穏を求める思いがほのぼのと伝わってくるようです。
熟練した技術を持つベテランも、初めて絵筆をとるビギナーも障害のある方も、さらには若者たちも分け隔てなく紹介することができたのは、“非常時”ならではのオンラインの方法が多くの皆さんの支持を得られたからでしょう。気軽にサイトの中を散策してみてください。きっといろんな出会い、新鮮な発見が待ち受けているはずです。